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作品集

接骨院の店舗用パンフレット
接骨院の店舗用パンフレット

情報の流れや特徴を活かした接骨院の三つ折りパンフレット

デザインの概要と考え方

情報の流れと展開を考えた接骨院の三つ折りパンフレット。ポイントは「視線の流れ」。
最寄り駅から少し離れた静かな住宅街にある接骨院。近くを川が流れ、道路沿いの街路樹も美しく整備され、レンガ造りの建物外観も印象的です。
開院してからは、SNSを中心に手作りのチラシなどで情報発信を続けてきたといいます。これからチラシやパンフレットなど、正式な印刷物を作りたいと相談されました。広告の目的や希望などを伺いながら、最適な印刷物を選び、デザインの打ち合わせもしました。

店舗内に接骨院の情報を網羅したチラシはありませんでした。駅から離れた場所で店なども少ないことから、通勤客や買い物客など不特定多数を対象にした集客ではなく、接骨院の存在を周辺住民など近隣に知ってもらうことが重要だと感じました。広告物としては、接骨院の詳しい紹介を掲載した持ち帰りやすい三つ折りパンフレットを提案しました。
印象的な緑が多い街並と青い空を基調に、三つ折りパンフレットの特徴である情報の流れを意識しました。開くと「こんな痛みや不快感って、どうすれば…」と具体的な悩みや症状を5点書き出しています。「良くならない」とあきらめないで、相談して下さい。と、接骨院の紹介へと続く「読み進める」ための導線作りをしています。

店内設置のほか、郵便局の広告設置サービスも利用するはずでしたが、「あはき法」の観点から審査に通らず、掲載可能な情報のみ掲載したA4チラシを作成して設置しました。来院した患者が自らの意思で持ち帰る広告類は問題ないため、店舗内への設置は可能でした。
あはき法については、時代遅れの法律「あはき法」による広告の壁というブログも掲載しています。過去に作られた古臭い法律により、関連業界の広告活動が未だ制限され続けています。厚労省による検討会が開催されていますが、大幅な変更はなされていないのが現状です。

◎依頼された経緯や目的は? SNSによる接骨院の情報発信だけでなく、正式なパンフレットを作成したいとデザインの依頼を受けました。主に、店舗へ据え置いたり周辺へ配布するなど、周辺への周知徹底を目的にしています。

◎最もこだわったポイントとは? パンフレットを開くと症状の悩みが提示され、諦めず接骨院へ相談するように促し、接骨院の紹介へとつながるような、折パンフレットの特徴である「情報の流れ」を利用しました。

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