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作品集

療法士検索サイトの紹介チラシ
療法士検索サイトの紹介チラシ

自分のリハビリに最適な療法士を探せるWebサイトを紹介するチラシ

デザインの概要と考え方

患者が理学療法士や作業療法士を検索できるポータルサイトを紹介するチラシ。ポイントは「親しみやすさ」。
事故や骨折など外的要因で起きた身体的な機能低下、それを回復させるのがリハビリの主な役割です。通常は、担当医が患者の症状を判断し、適切な理学療法士や作業療法士を派遣します。しかし、医師の判断でリハビリが不要と判断される患者や、専門外の療法士を紹介され、逆に症状が悪化する患者。療法士としても技術向上につながらず、モチベーション低下の原因にもなっているそうです。
そのような患者や療法士と接する中で、根本的なリハビリのあり方を改善しようと、患者が療法士を検索できるポータルサイトを医師が自ら起ち上げました。学会等で資料として配るためのチラシを依頼されました。

自分の症状に合わせて理学療法士や作業療法士を探せる機能をヒントに、自分の体に合う貝殻を探す「ヤドカリ」をモチーフにしました。学会や医師の集まり以外にも患者に見せることを考えれば、幅広い年齢層を想定する必要がありました。全体的にイラストを交えながら、視覚的に理解できるようにしました。

療法士検索ポータルサイトで提供したいサービスは、「患者の症状に合致した療法士との出会い」です。リハビリを受けるには担当医の処方が必要で、医師判断となります。患者本人の考えが最大限反映されないことは問題です。療法士にも得意分野があり、リハビリ患者の分野が違えば実力を発揮できません。つまり、患者と療法士双方に良い影響を与えないのが、現在のリハビリの問題点です。
あらかじめ患者が自分の症状に合った療法士を検索し、ネット上で発行した推薦状を担当医に見せれば、以前までのように、患者の症状に分野の違う療法士を紹介されることはなくなります。そして、最大に評価すべき点は、受け持ちの患者や療法士と毎日のように接する中で感じる問題点を、整形外科医が自ら気づいて動き、改善している点です。

◎依頼された経緯や目的は? 現状のリハビリのあり方に疑問を呈し、整形外科医自らが理学療法士や作業療法士を検索できるWebサイトを作成し、後に発表する学会の場で配布する案内チラシの作成を依頼されました。

◎最もこだわったポイントとは? リハビリを必要とする患者自らが、自分に合った理学療法士や作業療法士を探すことからヒントを得て、メインのイメージにヤドカリの画像を用い、幅広い年齢層にも親しみが湧くように、イラストを交えて紹介しています。

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